この半年間で色々なものを失ってしまったと、いつも悩んでいた。
思い出は日が経つごとに美化されていく一方で、現実は暗く、あの頃のように輝く方法を模索していた。
そして、ある日急に絶望に襲われた。三年前のルーマニアと同じ感覚だった。
 
二度目のことだったから、意外にも回復は早い。
時間の流れと共に失うものがあることぐらい分かっているけれども、絶対に失いたくないものたちが今の僕にはある。
だから、前に進むしかない。