今日は第二回山谷勉強会を開催した。
大学時代からの友人たちやその紹介などに加え、10人近く会社の同期が来てくれて、前回以上に盛り上がった。
詳細は、後々書く予定。
 
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山谷の人々は、自らを「社会構造の被害者」だとする。
高度経済成長期が終わり、産業も高度化していく中で、取り残された人々だからだ。
不景気な時代、老齢の非熟練労働力を使いたがる企業なんてない。
 
しかし一方で、アルコール中毒で足元がおぼつかない人、賭け事でお金を使い果たす人、そういう人がいたとしても、彼らにとってそれは全て「社会のせい」である。
こんな世の中だから、酒でも飲まなければやっていけない、と。だから、政府は税金を使って、山谷の人々を救うべきだ、と。
日雇い労働の不安定さに気づかなかったこと、労働市場で価値を生み出せるようなスキルを身につけてこなかったこと、そういうことを言及する人々は少ない。
 
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そういうわけで、彼らは「自己責任」という言葉を嫌う。
 
でも僕は「自己責任」でいいと思っている。
人は弱いんだから。
 
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底辺から大学に入学して、イスラエル・パレスチナでのNGO活動も成功し、ルーマニアで仕事を見つけ、自分をすごい人間だと思い込んでいた時期が僕にはあった。
でも仕事に悩み、恋人にふられ、ルーマニアから逃げるようにして帰ってきた時、気づいた。
僕は弱い。
 
社会にはどうにもならない構造がある一方で、それを打ち破れる人もいれば、打ち破れない人もいる。
僕は時に打ち破れたし、時に打ち破れなかった。  
 
それからの僕は、周りの人々の優しさに甘えながら、正確に言えば、周りの人々の優しさに甘えてきたことを認識しながら、日々を過ごすようになった。
 
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同期の一人が仕事に悩んでいる時、言った。
「俺ってこんなに弱かったんだな」
仕事に関心が持てず先が見えなくなったぐらいで、こんなに苦しむものなのかと。 
 
でも、そのことで人に優しくあれるなら、人は弱いままでいい。 
そして弱さを認めることも、一つの強さだと思う。