僕が大学に行こうと思ったのは、筑紫哲也のニュース23という番組がきっかけだった。
 
高校三年生になった頃から大学に行こうかなと漠然と思うようになり予備校に通い始めたものの、たいした目的もなかった僕はそれまでの遊び癖が抜けなかった。そんな感じで、1月のセンター試験も英語は90点(200点満点)ぐらい、古文に至っては一問正解、という散々な結果に終わった。
 
そのセンター試験の直前だったと思うのだけれども、なんとなく部屋でテレビを見ていると、アフガニスタンの空爆に関する特集が組まれていた。
かなり昔のことなので記憶は曖昧だが、アメリカでのアフガン空爆に関するインタビュー(アフガン空爆は当然だという市民の声)と、アフガンの現地取材(誤爆で子どもを殺された家族)の二本立てで、なぜかはよく分からないけれども、その時から僕は勉強をして大学に入り、世界に何らか形で貢献したい、と思うようになった。世界がどうなっているのか知りたいという欲求と、何かしなければという使命感みたいなものがうまれたのだと思う。
 
古○や、み○もんたみたいに、「外資金融のハゲタカが・・・」「官僚が・・・」とか自分の給料を棚に上げて人のことを叩きたがり、「被害者のことを考えろ」と自分が被害者でもないのに偉そうに正論に見えることを語りたがる、そういったテレビのニュースキャスターとは違って、穏やかで意見の異なる人とも柔らかく対話をするところが好きで、最近までも夜11時に家にいれば必ず見ていた、唯一のテレビ番組だった。
残念だ。