就活で久々に横浜に行った。
 
セミナーのあったビルは、浪人時代に100円弁当を買っていた場所のすぐ近くだった。お昼時になると、弁当を売りに何台かの車が来ていたのだ。
バイトもできず本当に金のなかったあの頃、昼の一時過ぎにオフィス街に行き、柱の影から弁当が100円まで下がるのを待っていた。
それでも、何かを掴もうと、もがいていたあの頃は、行き場のなかった高校時代よりも幸せだった。
 
その夜はいつものように、近所のマックに篭ってエントリーシートを書いたり業界研究をしたりしていた。
 
深夜0時を過ぎると、15,6歳の若者たちがやってきて、100円のハンバーガーをかじった後に、机の上で眠りに落ちていた。
そんな彼ら彼女らを見ていると、行き場のなかった7、8年前の自分を思い出してドキっとした。
 
 
最近、あの頃のことをよく思い出す。それは、たぶん今が、あの頃と同じように人生の分岐点にいるからかもしれない。「何かになる」ということは、「それ以外の何かになる」という選択肢を棄てることなんだとしたら、すごく悲しいことだと思うけど、少なくとも、僕はあの頃より幸せだ。