演劇を見た。
空間を、演技や音や踊りで、目いっぱいに表現していた。
こういうことが、やりたかった。
 
 
ドキュメンタリーを創ろうと思ったのは、別に「世界の貧困や紛争を伝えたい」とかそんな崇高な動機ではなかった。
国際関係論を学ぼうと思い大学に入ったものの、結局は文学や哲学、人類学など、「思想」を扱うものに興味がうつった。
 
人は何のためにこの社会で生きていて、何を求めていて、何を感じているのか。
社会とは何か、他者とは何か、自分とは何か。
うまく言葉にできない気持ちを表現しようと思ったら、いつのまにかドキュメンタリーにいきついた。
僕が思考を始めたのが、身近な他者を含む「世界」との関わりの中でだったからだと思う。
だから、僕はドキュメンタリーは「メタファー」だと思っているし、娼婦やブローカーを通して「強くある」ことの意味を表現したい。
 
 
 
というわけで、これから山形行って来ます。
山形ドキュメンタリー映画祭にいくためです。
 
追記;
製作中のドキュメンタリーの大枠の流れがなんとなく見えてきました。
現在までのテープを見て、ご意見くださる方いませんか?
ご希望の方にはテープをお送りします。
ご意見を下さった方には、夕飯ぐらいはおごります。
編集を手伝ってくれる人も、実は募集してます。
 
追記2;
バングラデシュの娼婦のドキュメンタリーの次は、ラオスの反政府勢力に関するドキュメンタリーが創りたい。ベトナム戦争で米国側についたモン族の一部は、未だにジャングルの中でラオス政府に迫害されているらしい。あの平和に見える東南アジアで、未だにジャングルで逃げまとっている人々がいるというのは、興味深い。
 
あとは、やっぱりイスラエル・パレスチナのドキュメンタリーは創りたい。兵役拒否者のドキュメンタリーとかはおもしろそう。
夢は膨らみます。こちらも暇な方、連絡ください。