イスラエルではシャロンが病気で倒れ、パレスチナではハマスが選挙で勝った。
 
エジプトとの和平を結んだベギンも、オスロ合意を結んだラビンも、ガザ撤退を強行したシャロンも、元は対パレスチナ強硬派だった(それぞれの「和平」合意の評価はさておき)。政権を握り現実との葛藤の中で、アラブ諸国との共存の道を探るに至ったわけだ。
 
ハマスは今後どう変化していくのだろうか。
 
 
 
最近、サイードを読み返し始めた。
私がサイードを読んでいたのは、大学に入る少し前の頃。
あの頃、国家や民族といった問題に関心が強く、サイードはそのような問題を考える上で避けて通れない思想家だった。パレスチナ問題への個人的な関心もそこから始まった。
 
サイードが生きていたら、今の情勢をどう考えるのだろう。
そんなことを考えながら、再読している。
 
 
春休み、もう一度パレスチナに行こうか考えている。(ネパールかバングラデッシュと迷い中)
去年も春、パレスチナを訪れた。へブロンにいた時は、ヤシンが殺されてちょうど一周年で、あちらこちらにヤシンの写真が入った旗がなびいていたのを思い出す。
 
そしてこの一年でまた、パレスチナ情勢は大きく動いた。
変化を感じたい。
 
 
 
ところで、今日の朝、テレビをつけるとパレスチナの選挙についての報道が行なわれていた。フジテレビの「特ダネ」だ。内容がひどかった。
 
特に「壁」についての問題を語るとき、キャスターがグリーンラインを指差し「この線上に沿って作られている壁」という説明をしていた。
 
テレビに向かって怒っていたら、大学に遅刻した。
 
他者に事実や思想を伝える職業に就いている者が、無知でよいのだろうか。
 
報道ってなんだろう。