アンコールワットでは、ぼっとしているとすぐに物売りの子供達に捕まる。シルクスカーフやアクセサリー、アンコールワットの解説本などを売るためだ。
案の定、私の周りにもたくさんの子供がやってくる。
8歳ぐらいの子供が流暢な英語でモノを売ってきたので驚く。年齢を聞くと"fifteen"と答える。
 
「おかしい」と思い他の子供にも年齢を聞く。だいたい同じようなものだ。
見た目と実年齢が異なる。
カンボジア人ドライバーの言葉、"Now the life is better"を思い出した。おそらく幼い頃の栄養状態がよくなかったのだろう。
 
 
そのうちの1人に話を聞いた。
彼女は英語を9歳ぐらいから習い始めたらしい。それまでは学校に行けなかったと。
こうやって観光客に物を売っているおかげで、学校に行けるようになったのだ。
学校のない時間は、こうやって観光客相手に物を売る。学校で習った英語を実践するいい機会みたいだ。 
そしてこの子の目にも「希望」があった。
 
 
 
 
その夜、バーストリートにてストリートチルドレンと遊んだり、売春宿に潜入したりした。(4つぐらいまえのブログ参照)
 
詳しいことはもう書かないけれど、売春宿にいた女の子は16歳程度(それも斡旋人の言葉なので、どこまで本当かはわからない)。でも私には12歳ぐらいに見えた。
農村部、ベトナムから売られてくる者。元ストリートチルドレン。それが少女たちの実態。
彼女たちに自己決定権など存在しない。
 
 
「希望」とは正反対のところにある、彼女たちの人生。
わずかにペットボトルに残った水を渡せば、喜んで去っていくストリートチルドレンたち。
彼女と仲良くしている私たちを奇異の目で見た、先進国からやってきた人間達。
 
彼女たちが成長した時、そこに接点が生まれる。
あまりに皮肉だ。
 
 
 
 
 
 
 
翌日朝、修行僧たちの宿舎を訪ねる。
killing field(ポルポト派による虐殺のあった土地)の敷地内にそれはあった。
1人の修行僧とアンコールワットを訪ねたとき、友人となったからだ。翌日、彼の宿舎を訪ねる約束をしていた。僧侶達の生活を見学する。
 
彼と別れた後、あるカンボジア人に話かけられる。
近所のボランティアで作られた学校のフランス語教師と英語教師だった。
教育の現場を見学することに。
 
 
学校はそこから少し離れた集落の中にあった。粗末な机とイス、黒板が置かれている。
夜、英語の授業が行われるとのことで、その時再び訪ねる約束をした。
 
 
写真はストリートチルドレンたち。