団体の引退が近づく。二年間私を縛ってきたものから解放される喜びがあることは事実だが、実際には寂しさの方が大きい。
 
私は退屈が嫌いだ。勉強は一日二時間以上できない。日々に刺激を求める。引退後に待っている日々が刺激的であることを望む。新たな出会いや新たな事業への可能性を見たい。
 
 
 
でもたまにふと頭をよぎることがある。
 
本当に大切だと思える人ができて、時が流れて家族ができて、変わらない幸せを実感することができたなら、日々に刺激などいらなくなるのではないか。自分探しの旅の終わりに待っていたものを見つけたときに、「野心」など消え去ってしまうのではないか。
 
それこそが、私の望んでいるものなのかもしれない。