ロンドンでテロが連続して起きたとき、テレビで「有識者」と目されているような人たちがこぞって言ってたのは、「テロの裏にある、貧困などに目を向けるべきだ」ということ。私は少々このような発言に懐疑的だ。
 
グローバリゼーションからくる貧困の問題もテロの裏にはあるだろうし、アルカイダがイスラム諸国の支持を受けているのは、間違いなく西側諸国への怒りがある。
しかし、この根本にある問題、特にアルカイダのようにテロに走る人間を形作るのは「宗教」であると言わざるをえない。「イスラム」というより、「イスラム原理主義」つまり「ワッハーブ」の問題が横たわっているのは間違いない。「イスラームを信じない者には何をしてもよい」というような価値観が一部のイスラム教徒に現に存在していることに、もっと目を向けなければならない。ワッハーブ派やその他原理主義についてもっと勉強を深めなければならない。
 
全てのイスラム教徒を批判する気は全くないし、私自身にもたくさんの良き素晴らしきイスラム教の友人がいる。しかし宗教を絶対視することだけは避けなければならない。問題はそんな単純じゃない。